なぜ相続登記は義務化するのだろうか
2022年7月15日

相続登記は義務化の施行までにやっておきましょう

親戚や家族の逝去に伴う相続登記、つまり不動産の相続が面倒で、終わっていないということはないでしょうか。実は相続登記は、2024年から義務化されます。もしそれでも放っておいた場合は、10万円以下の過料が科せられることになります。しかしなぜ義務化されることになったのでしょうか。

それは、登記を怠る人が増えて、多くの土地が所有者不明の状態となってしまったためです。未登記の土地が多いと、公共事業や再開発の場合に、所有者を探さなければならなくなります。しかも相続人が多数に及ぶ場合、すべての人の承諾をもらわなければならず、かなりの費用と時間がかかってしまいます。それからもし地震などの災害の後、復興のための用地を取得しなければならなくなっても、その所有者がいないと取得できない事態も起こることになります。

このような意味からも、義務化が施行される2024年までには、相続登記を済ませておきたいものです。手続きを行うのは自分でやる方法と、司法書士などに頼む方法とがあります。自分でやるのは費用はそうかかりませんが、すべて法務局に相談して書類作成などを行うため、かなりの手間がかかります。一方司法書士に相談してやってもらうと、費用はかかりますが、自分でやるのは書類の記入と捺印だけで済みます。

また弁護士に相談する方法もあります。特に相続人が多く、トラブルになりそうな場合は、相続登記もやってくれる弁護士に頼むと、トラブル解決もやってもらえて一石二鳥です。

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